塾・家庭教師を受講、指導経験のある私の考える講師像とは

私自身は、中学受験、高校受験、大学受験と3回ものいわゆる「受験戦争」を経験しましたが、その過程で、いずれも塾、家庭教師などの受講経験があります。
小学生の頃は、両親の教育方針の意向もあり、通常の算数や、国語と言った主科目の塾通いに加えて、公文式や英会話教室、水泳なども合わせて受講していました。

大学受験に際しては、志望大学合格のために通信教育や予備校授業の受講経験があります。
また一方で、指導経験としては、大学時代にアルバイトとして小学5年生、6年生の算数、国語の家庭教師や、中学生向けの数学の塾講師の経験があります。

集団塾と個別指導塾での仕事の違い

集団塾と個別指導塾の違いですが、集団塾が昭和時代からの往年のスタイルで、塾講師一人に対して10名~20名程度の生徒が授業を受けるスタイルであるのに対して、個別指導塾は、比較的近年登場した新しいスタイルで、塾講師一人に対して生徒1、2名程度で授業を行うスタイルという形式になります。
講師の立場になると、前者は、相手をする生徒の数が多いので、授業についてこれていない生徒をきちんと把握し、モチベーションをうまく引き出して、生徒同士で競争させたり理解度を深め合うような授業を行う工夫が必要です。

一方で、個別指導塾は、元々成績に自信がない生徒が在籍しているケースが多いため、授業のどこで理解ができていないのかを把握したり、授業の進行スピードなどを個々の生徒の理解度に応じて調整するなどのきめ細やかな対応が必要になります。

家庭教師と塾での仕事の違いは生徒のタイプから

家庭教師と塾の違いですが、受講する生徒の立場に立つと、生徒:講師が1:1かN:1の差であるのに加えて、受講する環境が多くの場合、家庭教師が自宅であるのに、対して塾が教室であるという環境面の違いがあります。
したがって、家庭教師の仕事は生徒一人に対して、いわゆるオーダメイド形式で、教える内容や教材、進行スピードなどを工夫する必要があります。

前述の通り、生徒の自宅で授業する場合も多い上、一般的には、家庭教師を選ぶ生徒の方が、成績に問題を抱えているケースが多く、親御さんの意向にも配慮しつつ授業を進めていく必要があります。
一方、塾においては、単に機械的にテキストを進行するだけではなく、生徒全員の成績を底上げできるようなモチベーションや教室の雰囲気作りが必要になります。

塾の仕事が向いている人とは「カリスマ性」

塾は多人数の生徒を相手しながら授業を進める必要があります。
塾は学校と違い、営利的に授業をしている側面もあるので、授業の分かりやすさはもちろんの事ですが、時に「人気」や「カリスマ性」と言ったものも生徒にとっては重要です。
単にテキストを進めていくだけではなく、生徒が楽しめるような余談、雑談を交えながらも生徒の心を掴んで、やがては成績アップや勉学へのモチベーションを高められるような工夫が必要です。

家庭教師と比較して、対象となる生徒が多い点で、授業についていけない生徒がいたとしても見落とさない配慮やきめ細かいフォローができるタフさやコミュニケーション力が必要になります。

昨今は、塾も生徒の確保のための競争が激化しており、単に勉学ができる講師ではなく、こうした人間力も求められるようになってきています。

家庭教師の仕事が向いている人とは?

家庭教師は、一般的には、生徒一人とマンツーマンで勉強を教えるというスタイルとなります。
家庭教師を依頼する生徒の多くは、学校の勉強についていけないなど成績に問題を抱えているケースが多いため、その生徒がどこで理解につまづいているのか、何がボトルネックになっているのか等をきめ細かく洞察する力が必要です。

家庭教師でありながらも、生徒と「家族」のような信頼関係を築き、一緒になって学力アップを目指せる根気強い方が向いていると思います。
したがって、生徒の理解度が悪かったり何度教えても同じ間違えをすることに苛立ちを覚えてしまうような感情的であったり、短気な性格の持ち主の場合は、家庭教師はあまり適任ではないと言えます。