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菊池市でつくられる芋について

熊本県菊池市といえば、自然の恵みをたっぷり蓄えた土地。
市内にある「菊池神社」は、武家文化を今に伝える静かな佇まいで、春には桜が咲き誇り、まさに地元の心のよりどころです。
そんな歴史と自然が息づく菊池市では、さつまいももまた名産のひとつ。
特に「紅はるか」や「シルクスイート」は、甘みとしっとり感が見事で、一度食べたら忘れられない味わいです。
焼き芋にすると蜜があふれ出すほどの糖度を誇り、まるでスイーツ。
最近では「紅あずま」や「金時芋」といった加工向けの品種も増えていて、焼き菓子や干し芋、プリンなど、さつまいもスイーツの可能性も広がっています。

菊池市でつくられる芋の旬とは?

秋の菊池は、さつまいもの香りがどこかしらから漂ってきます。
収穫時期は9月下旬から11月が中心。
でも、「掘ってすぐ」がベストタイミングではないのが、さつまいもの奥深いところ。
じっくり1か月以上熟成された芋は、糖度がぐんとアップ。
特に11月から2月にかけては、焼き芋にしたときの甘さとしっとり感が段違いです。
寒い季節、こたつでほくほくの焼き芋を頬張る幸福感。
それこそが、菊池の芋が愛される理由かもしれません。

芋を丸々味わえる料理とは

「さつまいもは焼くだけ」なんて、もったいない。
菊池では、丸ごとの芋を活かした料理がどんどん進化しています。
まずは定番の焼き芋やふかし芋。
でも、そこから一歩踏み込んで「さつまいものグラタン」や、皮ごと豪快に揚げる「丸ごと天ぷら」も人気。
中には芋を器に見立てた「芋のスイートポテトグラタン」なんて、見た目も楽しい一皿も登場。
素材の甘さを活かすこと、皮ごと食べること、それが“まるごと味わう”ということなんですね。

これから注目の芋について

菊池のさつまいもは、今まさに進化の途中。
甘さだけじゃなく、栄養価や食感にフォーカスした新品種が登場しています。
「パープルスイートロード」はその名の通り、鮮やかな紫色とポリフェノールの豊富さが魅力。
さらに「べにはるかプレミアム」は、滑らかさと深い甘みでスイーツレベルの完成度を誇ります。
若手の農家さんたちも、食物繊維やビタミンCといった“健康軸”での価値を見据え、日々チャレンジ中。
これからは、美味しさと美容・健康を両立した“攻める芋”が、菊池の次の看板になっていくかもしれません。